この頃多いマホガニーの年代呼称についてのお問い合わせ。
FWではあらためてこんな感じで統一します。
①(普通の)マホガニー
伐採から推定50年以内と思われる近年のホンジュラスや戦後に南洋で植林されたキューバン(ハイブリッド)など。現代の一般流通材はほとんどこの手。
②オールド・マホガニー
伐採から最低50年以上経過したストック材など。古い製作家のストックや廃業木材商の倉庫整理がねらい目。一般流通材で見つけるのは至難の技。
③ヴィンテージ・マホガニー
伐採から推定100年以上経過したデッドストックのヴァージン材など。今までキューバンマホガニーで何度かお目にかかりましたが、国内ではまず皆無。
④シンカー・マホガニー
伐採(倒木)から推定100年以上経過し、その後、河川・湖沼などに沈んでいたもの。
FWではベリーズ(旧英領ホンジュラス)産のホンジュラスが主。
⑤リクレイムド・マホガニー
古い家具や建材などを再利用したもの。FWでは18~19世紀前半のキューバンや19世紀半ば以降のホンジュラスが主。20世紀以降はカヤ(アフリカン)もあり。
コメントをお書きください
サカモト (木曜日, 09 3月 2017 09:21)
近所の古い家具工房の先代と話したら、倉庫の奥の方にローズあるよって事だったので 今度探索に行って来ますです!家具ではもう何十年もローズ使わないからねー。。。との事でした。
FINEWOOD (木曜日, 09 3月 2017 09:32)
サカモトさん、そっ、それはなんとへそ下キュンの話なのでしょう!
ぜひ発掘成果のレポートをお願いいたします。
古家具工房先代、倉庫の奥、何十年も使わないローズ・・・
村上春樹の小説みたいなキーワードばかりで萌えます。
名無しさん (火曜日, 21 3月 2017 05:08)
唐木は古い木工所ですとかなり在庫置いているところはあるとおもいます。
先代が買い集めていたという事例が多いです。
ただ、私も知ってるところは茶箪笥用に既に製材されていて、使い物にならないといわれました。
廃業するつもりはないようで、本紫檀の細切れですが高値で売り付けられました。(;'∀')
大阪の唐木指物屋さんは中国に大量に売っちゃいましたしね。
FINEWOOD (火曜日, 21 3月 2017 09:47)
古い木工所巡り楽しそうですね。
まだまだ、眠っているお宝があるのかもしれませんですね。
お宝材発掘の際はぜひご一報を!