某所で本花梨のバール角材を見っけました。
そのほとんどが座卓向け輪切りスライスされる中で希少な太角サイズです。
恥ずかしながら、本花梨と類似のマカ、マーカー(現地語?)との違いが、よくわかりません。そもそも本花梨自体の輸入が少なく、現在国内で流通しているのはマカがほとんどだというのが通説だそうですが、それでも市場では「本花梨」を良く見かけます。
通は香りや色で見分けるそうですが、FWはその術を持ち合わせておりません。
どなたか明確な判別方法をご存知の方、いらっしゃいましたらご教示ください。
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名無しさん (金曜日, 23 6月 2017 17:58)
以前おせわになりました。
素人ですが、花梨を収集してた時期があったので
わかる範囲内で書きます。
マカーと本花梨の違いです。
瘤板の場合大きなサイズのものはほぼマカーとおもっていいです。
粒粒が本花梨の場合は非常に小さいですが、マカーは大柄なので
ペン製作など小物には向きません。
匂いの違いですが、本花梨は甘い匂いがします。
水をかけるとあまったらしい花梨独特の匂いが漂います。
花梨の破片をお湯にいれて、その水溶液にブラックライトを照射しますと
その水溶液が青く蛍光色に光ります。
https://manualzz.com/doc/14889745/narra-fluorescence
本花梨というのはどうやら、タイ、ラオス、ミャンマーあたりの花梨でして、
フィリピンだとナーラ、パプアニューギニアだとパプアニューギニアローズウッド、
インドネシアのアンボイナなどあります。
産地により木味、杢が違うものがあるようです。
ナーラでもイエローナーラ、レッドナーラなどあります。
そんなわけで花梨といっても非常に奥が深いようです。
私も2m、幅80cmで無欠点の花梨と書かれたテーブル板を購入したことがありますが
匂いは花梨、蛍光反応も花梨、しかし木目がどうも違うと思って
某銘協の方に聞いたところ、これはナーラだよって教えてもらいました。
ナーラは独特の縞模様みないな柄が出ています。
話は変わりますが、
中国では海南黄花梨というものが相当高値で取引されて珍重されているようです。
日本でいう花梨とは違い、紫檀ローズウッド系の木だと思います。
ちなみに、某ペン屋さんの花梨は本花梨ではかく、マカーでした。
花梨として名刺サイズの説明書が付属されていますが。。。(;´・ω・)
花梨マニアにしかわからないので疑ったり気にする人はほぼいないのでしょう。
昔の座卓もほぼマカーを花梨として売っていたようであります。
本花梨と銘打ってないのは疑ってみる必要あります。
FINEWOOD (金曜日, 23 6月 2017 20:18)
色々と参考になる情報を有難うございます!
材を売る側が理解していないのですから、どこまで行っても混乱しますよね。
あまり扱う素材ではないのですが、見極める眼力だけは備えておきたいものです。