ハワイの香木

かつてハワイは、サンダルウッド(白檀)の一大産地でした。

カメハメハ王はこの木を西洋の武器と交換し、木は中国やインドで家具や仏具に、そして

香料として消費されました。日本人が移住するはるか前、18世紀の話です。

中国ではハワイを「夏威夷」という当て字で書くこともありますが、本来は「檀島」、

ホノルルは「檀香山」と書くそうです。

 

これは、最近入手したハワイアン・サンダルウッド(santalum ellipticum)です。

香りは本場インドの老木に比べて弱いと言われますが、やはりあの香りがします。

資源は極端に限られており、木でさえグラム単位で取引します。

2本で約500g。末端価格は・・・
2本で約500g。末端価格は・・・

ハワイにはこの木を巡るせつない逸話が残っています。

白檀が大金になることに気づいた王族や酋長は、タロイモ栽培など自給自足をしていた

農家の若い衆を使って白檀を探し始めます。白檀ハンティングに時間を取られた彼らは、

家族の食糧さえ満足に収穫することができなくなってしまいました。後世までこんな悪しき習慣を残してはいけないと思った彼らは、山で白檀の幼木を見つけると、すべて引き抜いたそうです。木がなくなれば、百姓に専念できると考えたのでしょう。

加えて、当時の白檀ハンティングは、その在りかを手っ取り早く見つけるために山に火を放ったそうです。香りがする方向に白檀があるからと・・・

そんなことで、ハワイの白檀資源の大半は19世紀前半に消滅していまいましたとさ。

 

現在、人の手によって植林が進められていますが、白檀のとなりには必ずコアを植えると聞きました。白檀の成分でコアを虫害から守り、白檀はコアが生成する窒素養分を得て生きながらえるのだそうです。まさに共存共栄です。

 

以上、すべてネット情報の寄せ集めです。

個人的には、ハワイが白檀の産地だったことさえ数年前まで知りませんでした。

どんな木にも、故事来歴・ストーリーがあって、実に興味深いですたい。