東京都庭園美術館

で開催中の、「ブラジル先住民の椅子」展を見てきました。

モンキー
モンキー
モンキーをバックから見ると
モンキーをバックから見ると

丸太から削られているのがよくわかります。

木フェチ的には椅子の造形美もさることながら、どんな樹種を使っているのかも気になります。

 

別室で上映されていたインタビューフィルムの中で先住民の方がこんな風に答えていました。

「使ってる木か?そうさな~ ×〇■△、◎§ΦΛ、ΠδΘΔ、ジャトバがええな」

最後のジャトバだけは分かったのですが、それ以外は聞いたこともない名前でした。恐らく現地名だと思います。

両サップを使ったエイ
両サップを使ったエイ
アリクイ with サップソックス
アリクイ with サップソックス

密かに期待していたBRW系の椅子は残念ながらありませんでした。

なぜなら、椅子を制作する先住民17族はすべてブラジル北部ないし中部内陸部アマゾン川流域に居住しているため、そもそもBRWが分布していないのかもしれません。(BRWは主として東部バイーア、ミナスジェライス州などに分布)

 

しかしFWは諦めません。ここ庭園美術館の建物は、かつて皇族がお暮しになった豪邸ですからよってに、何かあるだろうと思ったら、やっぱありました。

妃殿下のワードローブ
妃殿下のワードローブ
突板BRW
突板BRW

タンスを見て椅子を見ず。

いつも違った角度から展覧会を見学しているFWでした。