北米メイプルのざっくりした分類方法です。
「ウエスタン/イースタン」・「ハード/ソフト」と言い換えれば、より聞きなじみがあるかと思います。
先ずはウエスタン代表から
ウエスタンは文字通り、西海岸(太平洋側)に近い地域に分布する種。
楽器材としてはビッグリーフ(PC)メイプルが有名です。細かいカーリーが整然とびっしり並んでいるのはたいていこの手です。
続いてイースタン代表
当然、イースタンは、東海岸(大西洋側)に近い地域に分布する種。
レッド、シルバー、ボックエルダーなどのソフト種と、北米ではほぼ唯一のハード種、シュガー(ロック)メイプル、などがあります。(番外:日本のイタヤカエデはハード種)
杢の出方で分けるとキルトや深く細かいカーリーはソフト、バーズアイや細かいブリスター(泡)はハードにみられる特徴的な杢です。
呼び名はともかく、ハードの特徴はとにかく堅くて重いです。木肌も緻密で光沢感があります。
一方、ソフト種は柔らかいのかと言えば、ハードに比べて柔らかいだけで、コンタクトレンズのような違いではありません。比重もハードより低く、表面の毛羽感があります。
以上、メイプルお買い物時に使えるかもしれない参考情報でした。
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