ウェブショップにはあまりアップしていないのですが、意外に問い合わせが多いトップ材単品。スプルースやシダー以外もあります。
おすすめその①ヒューオンパイン
豪タスマニア島産の槇の一種です。柾目は尋常じゃないくらいに目幅が狭く、板目にはシラスウナギのようなフィギャードが現われます。
資源は倒木ないし流木だけに限られており、オーストラリアの屋久杉のような木といえます。独特の精油香があり、地元ではお土産として木屑そのものや、その香りの石鹸なども売られています。
おすすめその②木曽ヒノキ
厳しい環境で育つ木曽ヒノキは、ヒューオンパインほどではありませんが、やはり目幅が細かいです。かつては樹齢数百年の大径木がニュキニョキあったのでしょうが、もはやそれも昔話です。この個体は、高齢の為廃業された銘木屋さんの先代が入手されたもので推定樹齢も数百年オーバーは間違いないところです。伐採されてから200年後くらいに物性のピークを迎えるだけあって、今なおラムネのような爽快ヒノキ香を放っています。
番外、下写真はハワイで日系人が植えたハワイアンヒノキ。ハワイで育つとどうしてもカーリーが出てしまいます。
おすすめその③リクレイム材
英国アンティークテーブルの幕板に使われていた針葉樹です。マツ?トウヒ?モミ?、もはや無機物のような質感に変貌しており、FWには材種の特定ができません。流行りの強制エイジングに対するナチュラルエイジングの見本としても面白いかと思います。
コメントをお書きください