同じ木でも、その背景には色々なストーリーがあります。
先日、珍しいレッドウッドを見せてもらいました。その名も「The Lucky Strike REDWOOD」カリフォルニアを襲った嵐で倒れた特定の巨木を90年代にサルベージしたものです。
軽いのに緻密で、とても堅い質感です。コツくと良い意味での金属的なトーンが響きます。レッドウッドの特徴に、レッドスプルースを交配させたような印象、素ん晴らしい!
同じレッドウッドで、こんな木もあります。人呼んで"Tunnel 13 Redwood®" こちらは1880年に建設された列車用トンネルに使われた木で、のちにトンネルは西部劇さながらの列車強盗現場になったことで一躍有名になったそうです。2003年陥落後にレスキューされ、現在もトーンウッドとして極少量が流通しています。
日本でも同じように木について語る人は大勢います。1万本に1本しか出ない杢とか、何千年も立ったまま埋まっていたとかの言ったもん勝ちレベルで。FWでは、なるべくエビデンスあるストーリーを練りたいものです。
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