今さらですが、
現在、目に触れ、手にすることができるペルナンブコ材(現地名:パウ・ブラジル)は、本物のそれではないようです。
こう書くと驚かれるかもしれませんが、本物は19世紀以降絶滅の危機に瀕しており、商業的資源はもとより、種子を採取することさえ難しい時代が続いていると聞きます。
では、現在(ここ100年以上か)流通しているのは何者かというと、東南アジアから持ち込まれたサガの木をはじめとして計9種類もあるようです。
本物に似た木質、染料がとれることが認定条件?らしいのですが、FWは今まで多くて2種しか見たことがありません。
この9種が優良誤認され、その中の一部が自称ペルナンブコとして長年流通しているのが実情だと思います。
本物材を入手してみたい気持ちはありますが、現物はまず無理でしょうから写真だけでもといった感じです。
詳しくはこちらのレポートをご覧ください。
どちらも水の中に浸けておくとブラッドオレンジ風の色が出てきます。
また、同じく比重が高く、堅い質感です。
左の黄オレンジの方が流通が多いようで頻繁に見かけますが、右の赤みが強い方は一度しか入手したことがありません。
ウクレレサイズしかありませんが、ご興味ありましたら、こちらでお求めいただけます。
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