久々の木フェチ図書案内は、昭和モノクロ写真集です。
“銘木”業界のレジェンド、篠田銘木店さんが監修された銘木解説、資料写真集になります。(昭和45年発刊・500部限定)
明治24年に東京京橋で創業された同社は、最盛期には国内数カ所に支店を設けられ、国産材のみならず、いわゆる唐木分野にも手を広げられます。
同社で奉公された後、独立起業された方も多く、さらにはその次の世代にもスピリッツが引き継がれているようです。
銘木”誕生”の意味、これは銘木が自然に産み出されているものでなく、人の手が大きく関わっていることを表わしています。
木の成長過程におけるケアはむろん、成長終盤期における強制加工、伐倒、木取り、製材、乾燥、仕上げ加工など数代かけて施される長いプロセスです。
建築材としての銘木本ですが、貴重な林業、製材業の現場写真が多く掲載されており、萌える方も多いかと。
私はヤフオクで入手しましたが、まだ一冊だけ出ています。
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